マイホームプランナーの見立て_01
西宮市剣谷町は、阪急神戸線「夙川」駅から北へ延びる阪急甲陽線の終着駅「甲陽園」駅と「苦楽園口」駅が最寄りのエリア。都市の喧騒を高さおよそ230mの丘陵地から望む六甲山中腹の高級住宅街。第一種低層住居専用地域、第三種風致地区に指定されているエリアです。最寄りの駅前から急な勾配の道のりで徒歩40分。駅から遠い上、建物規制で商業施設がほとんどないため暮らしの利便性はありません。まさに人の暮らし心地を最優先した街です。豊かな自然や澄んだ空気、刺激の少ない静かな環境を求められる方にとっては最適な街です。六甲山中腹の丘陵地まで登れれば、都市の暮らしとはかけ離れた別世界が広がっています。
全10回の剣谷町周辺を探索した現地取材リポートです。ぜひ、最後までお付き合いください。
西宮市剣谷町ってどんな町？そして読み方は？
西宮市剣谷町は阪急神戸線「夙川」駅から北（東六甲山手）へ延びる甲陽線エリアの住宅街です。「甲陽園」駅と「苦楽園口」駅への距離はほぼ同じですが、徒歩で40〜45分ほどかかります。六甲山の中腹にあり、最寄り駅までの高低差はおよそ230m。勾配がきつく距離もあるため、マイカー必須のエリアです。利便性に欠ける反面、緑豊かで日当たりや風の通りも良く、人が心地よく暮らすために最適な住宅街です。建物規制で一番厳しい基準の第一種低層住居専用地域に指定されています。
ところで、「剣谷町」の正しい読み方はなんでしょうか？けんたにちょう？つるぎたにまち？つるぎやまち？答えは「けんだにちょう」。「たに」ではなく「だに」が正しい読み方です。周辺の町も難読の町名が多く、剣谷町北側に隣接するのは鷲林寺（じゅうりんじ）南町、南側は柏堂町（かやんどちょう）。いずれも第一種低層エリアの高級住宅地ばかりです。周囲には苦楽園（くらくえん）や芦屋六麓荘（あしやろくろくそう）といった人気の高級住宅地もあります。学校や公園などの公共施設も多くありますが、商業施設は県道82号線（大沢西宮線）沿いに点在するだけで住宅街には見当たりません。自動販売機や広告物も然り。行政が住環境を保全するために厳しい規制が敷かれているためです。加えて住民の自治も機能しており、良質な景観はしっかりと保全されています。剣谷町の眼下に広がる大阪湾や西宮市街地の眺望は見応え十分。住宅街内の道路は道幅が広く、大きな敷地の豪邸が軒を並べ、山と庭先の緑が街を彩っています。
最寄り駅は阪急甲陽線「甲陽園駅」と「苦楽園口」駅。いずれも徒歩40〜45分ほどの距離にあり、バス便かマイカーでのアクセスとなります。日常の買物は「甲陽園」駅前の阪急オアシスや「苦楽園口」駅周辺のイカリスーパーやコープこうべ苦楽園などをご利用いただけます。現地から阪急「西宮北口」駅までのバス便もあるので、阪急西宮ガーデンズにも足を運ぶことができます。
私たちが新築戸建てを剣谷町にした理由。
別荘地のような環境で仕事も子育てもスローに暮らす。
私たちアプローズ不動産販売は、神戸・阪神間、北摂など阪神間モダニズムエリアを中心に環境と住空間の調和を図りながら暮らし心地に拘ったデザイン住宅、「センシア」ブランドを企画する戸建てデベロッパーです。
今回、私たちが見立てた剣谷町は、六甲の中腹にある丘陵地、南斜面の山風が抜け、川も流れる人の暮らしにふさわしい場所。西宮市街地や大阪湾が見渡せる眺望に恵まれ、野鳥のさえずりや川のせせらぎが聴こえます。近辺にはキツツキも生息しているようです。木々が風に揺れる音、緑の薫りを乗せた山の清涼な風、季節ごとに変わる景色の表情、自然の音が長閑に聴こえる静かな街並み、頭上には高い空だけが広がっています。
もちろん都市生活の利便性は全く期待できませんが、緑豊かで空気も美しく、公序良俗を乱すものがないため、自分の時間や価値観を守りながら落ち着いて暮らしたいという方には最適な環境です。コロナ禍で仕事と暮らしのあり方を再考する動きが顕著になりつつあります。ネットワークの進化でテレワークという働き方も実現可能になり、ストレスフリーな暮らしを求めて自然豊かな郊外が注目され始めています。我々大人たちの暮らしだけでなく、子どもたちも然りです。似た価値観の住民がいるため、お子様の友人関係も含めて良い影響が与えられるのではないでしょうか？
西宮市街地の隣街で自然豊かな郊外での楽しみ方をご紹介しています。詳しくはライフスタイルページをご覧ください。
小・中学校までの距離は、山中にある他の住宅街に比べて徒歩10分台で通学できます。通学路も調査しましたが、家から学校までは交通量が少ない住宅街を抜けていくため安全に通学ができます。スクールゾーンの表示も路面に大きく表示され、歩道エリアもグリーンでカラーリングされ、一目瞭然です。学校区の小・中学校は隣接し高校も隣接しているため通学時間は多くの学生がいて安心です。交差点の各所に横断旗が常設されていて町ぐるみで子どもたちの安全に配慮されている印象を受けました。※詳細は「苦楽園小中学校の通学路をチェックしてきました」をご覧ください。
