マイホームプランナーによる立地環境の見立て_05
今回のモデルハウスは、大切な日々の家事を少しでも快適にできるよう、キッチン中心に炊事、洗濯が同時進行でできる間取りを設計しました。
いかに家事のルーティン作業を時間的に体力的に負担を軽減するか？ 家事動線を新築選びの重要事項にされる方も多くいらっしゃいます。
家事動線のポイントは2つ。「シンプル動線」と「家事空間の一体化」です。
では、それぞれを簡単に説明していきます。
1.シンプル動線について
洗濯機を回しながらキッチンを行ったり来たりされる方は多いのではないでしょうか？洗濯物を洗濯機に入れた後に食器洗い、その途中で次の洗濯物の投入。こうした一連の作業が直線で繋がれば最短で移動ができて時間的にも体力的にも負担が軽減されます。
キッチンと洗濯機置場の経路がくねくね曲がっていればとても非効率な動線と言えます。同じ場所を何度も通ったり、あちこち向きを変える動きをなくすためには、直線的に動けるシンプル動線が最適と言えます。
本モデルハウスは、キッチンと洗面室（洗濯機置場）、浴室までを一直線に並べたシンプルな家事動線を採用しています（下図参照）。これにより炊事や洗濯だけでなく、お風呂掃除や湯沸しの準備までスムーズに行えます。
インターフォンも右手の壁に設置していますので、炊事中の来客の確認や対応もスムーズです。
水廻りの家事動線を中心にお伝えしてきましたが、他にも洗濯物の運搬や買い物品の運搬も大切な家事動線になります。
洗濯物の運搬については、1階の庭もしくは2階バルコニーのどちらかになりますが、どちらも効率的にご使用いただけるような動線設計となっています。その動線の鍵になるのは洗面室に設けた2つの出入り口。一つはキッチンに、もう一つは玄関ホールに。洗濯後は、そのまま1階の庭や2階バルコニーへ運搬できます。乾燥後はリビングや和室、2階主寝室にて洗濯物の折りたたみができます。
お買い物は週末にまとめ買いのケースも日常的になっていますので、重い荷物を運ぶのも一苦労です。玄関からキッチンへLDKの出入り口を通れば、すぐにキッチンへ。そのまま、冷蔵庫や吊り戸棚、床下収納庫に片付けることができます。
2.家事空間の一体化について
家事に必要な複数の空間は、一筆書きで動線を描けるのが理想とされていますが、それは限られた空間の中で同じところを行ったり来たりする無駄な移動を避けるためのよりベターな考え方です。動線の一筆書きができても、くねくね曲がる動線でしたら移動距離も長くなる上、あちこち向きを変える必要があり非効率です。一番効率が良いのは、やはり直線移動できる動線です。上記でご説明した通り、本モデルハウスでは、キッチンと洗面室、浴室の水廻りをコンパクトに一体化しています。その上、洗面室からキッチン、浴室、玄関へ移動できますので洗濯物やお買い物品などの重い荷物を持った移動でも最短距離の移動が可能になります。
俗に、「理想の家は3軒目で叶う」と言われていますが、私たちはこれまでお客様のご要望やご意見をお伺いながらオーダーメイドの家をマイホームデザイナーやプランナーと作ってきました。これまでにお客様から直接お伺いしてきた多くの知見があります。だから私たちが作るモデルハウスは、今のご家族様にとって快適に暮らせる家のご提案でもあります。もちろんご家族様の数だけライフスタイルや家族構成、嗜好性などの違いがございます。設計する家もそれぞれ違って当然です。モデルハウスを見て、ちょっと違和感を感じられたお客様には「ラララ住計画」と言うオーダー設計プランがございます。マイホームデザイナーと相談しながらお客様にとっての「ちょうど良い家」を作ってみませんか？
一生に一度のお買い物だから、一軒目の家で永住したくなるような満足度の高い家づくりを大切にしています。
ぜひ一度私たちが作ったモデルハウスを見に来てください（※モデルハウス見学は、お電話か予約フォームよりご予約のうえ、ご来場ください）。
