マイホームプランナーによる立地環境の見立て_02
新築分譲一戸建として新発売する「センシア中筋山手3丁目」は長尾連山南斜面の高台にある「中筋山手3丁目」内最上段にある6区画。モデルハウス1号地のすぐ近くには「中筋山手公園」があります。滑り台だけの小さな公園ですが、すぐ近所ですので家の窓からお子様の様子をはっきり目視することができます。1号地横の階段を登ると、ここにも公園が。こちらはベンチのみで遊具はなく、眺望を楽しむ大人のための公園のようです。公園を出れば舗装された平坦な遊歩道で、山の緑や空気、眺望を見ながらウォーキングができます。道沿いには広葉樹が繁り、季節の移ろいも楽しめそうです。私が訪ねた時分は桜や木蓮、山ツツジが綺麗に咲いていました。ウグイスの囀りも近くに聞こえ、花に集まる小さな野鳥の姿も見ることができました。遊歩道を歩いていると中山寺の五重塔が見えましたので、運動不足解消のため、少し足を伸ばしてみることに。
中筋山手3丁目の住宅街をまっすぐ下りながら、阪急「中山観音」駅を目指します。中筋山手3丁目は勾配のある坂道ですが、そこを抜けると平坦な道で線路沿いにアクセスできます。現地から8分程度の距離です。駅の北側は中山寺に続く道になっていて、お土産屋さんや食堂などが軒を並べます。中山寺境内の案内図を眺めていると「中山寺奥の院」という施設があるのを発見しました。その名前に惹かれてさらに足を延ばすことに。 境内の有名な梅園を抜けると、樹々で囲まれた山道に入ります。久しぶりの山登りで体力が続くか心配でしたが、1時間弱で奥の院に何とか到着。道中は石を埋め込んだガタガタの階段道で春の日差しと急な勾配で汗だくになりながらの道中でした。かなり疲れましたが、すれ違う人とご挨拶を交わしながらのハイキングでリフレッシュ。お陰様でその晩はぐっすり睡眠をとることができました。
こうした経験は、地元の私には当たり前のことですが、都心へすぐの街で山が近いと言う環境は、他所の方にとってはとても珍しいようで、山登りが好きな東京の友人も「こんな場所に住んでみたい」と言っていたことをふと思い出しました。こうした住環境は、山と海に挟まれた神戸・阪神間エリア独特の魅力のようです。
歴史的に見ても明治以降、海外から貿易でやってきた外国の方々も豪奢で魅力的な家をたくさん建てたのはこうした独特の地形に魅せられたのかなとふと気づきました。最近では、神戸にやってきたドイツの有名なサッカー選手も「日本の魅力は?」という質問に、家の窓から山や海の光景が見える住環境が素晴らしいと語っているようです。 宝塚、西宮などの阪神間エリアで一戸建て住宅を企画している私たちにとっては普通のことですが、他所の方々からしてみれば「センシア中筋山手3丁目」もユニークで魅力的な住環境なのかもしれませんね。