世帯人数に適切な間取りの決め方。
必要な間取りの目安は、4LDK? 3LDK? 5LDK?

世帯人数に適切な間取りの決め方。 必要な間取りの目安は、4LDK? 3LDK? 5LDK?

マイホームプランナーによる設計プランの見立て_08

4人家族なら3LDK〜。3人家族なら2LDK〜。5人家族なら4LDK〜。
初めてマイホームを購入するとき、自分たちの家族にとって「何LDK」を選ぶのが適切なのか分からない方も意外に多くいらっしゃいます。
そもそも「○LDK」とは何を意味しているのでしょうか?これは一つの家にどれくらい仕切られた居室があるのかを分かりやすく表記したものです。例えば4LDKの場合は、4つの居室+LDK(リビング・ダイニング・キッチン)という意味です。ちなみに2DKとは、2つの居室+DK(ダイニング・キッチン)。 ※ダイニングとは食事スペースの意。
最近間取りに4LDK+WICという表記をよく見かけますが、これは4つの部屋+LDK+WIC(ウォークインクロゼット)という意味です。ウォークインクロゼットを表記する理由は、法律的に採光や面積など居室として満たすべき条件がクリアできないため。したがって「○LDK」の数字部分に上乗せできず、アピールのために併記しています。「4LDK+WIC」を「5LDK」と表記すれば法律に抵触することになります。

夫婦で1部屋+お子さまの人数を足して決める「○LDK」という間取り。
さて、本題です。お客さまの世帯人数に適した家は「何LDK」でしょうか? お客さまの数だけご要望は様々ですが、ここでは、私たちが家を設計する際にベースとしている考え方をご紹介します。
私たちが家を設計するときは、まず世帯人数を想定して部屋数を決めます。ご夫婦の部屋は1つの主寝室。その他は人数分の子供部屋。つまり4人世帯の場合は、夫婦1室+お子さま2人を想定した合計3室の3LDK。3人世帯の場合も同様の考え方で2LDKが必要です。ただこれは、世帯人数を基本にした標準的な考え方ですので、あくまで目安として参考にしてください。
例えば、最近増えてきているのが、1人1部屋が欲しいというご要望です。その際は当然、人数分の部屋数が必要になります。4人世帯でしたら3LDKではなく、4LDKになるということです。
その他、客室や収納部屋、仕事部屋、書斎などが必要であれば、その分の部屋を足しながら自分たちに必要な間取りを決めていきます。
また、ご予算の問題で必要な部屋数を望めない場合は、例えばお子さまが同性でしたら2人で1部屋を共有するといったことも考えられます。
1世帯に最低限必要な部屋数の割り出し方をご理解いただけましたでしょうか? それ以外に必要な部屋を一つだけ上げるとすればそれは客室です。頻繁にはないと思いますが、例えば親御さんやご親族、ご友人家族が遠方から遊びにきた場合は宿泊する場所が必要になります。「稀な機会のために一部屋用意するのも?」とお考えのようでしたら、その部屋を和室にすることをお勧めします。「今時、和室?」と思われそうすが、意外にあると便利な空間です。日常使いとしては、お洗濯物の折畳みやアイロン掛け、ママ友が小さなお子様を連れてきた時の安心な遊び場、もしくはごろ寝する場所としても重宝します。
私たちも最近のモデルハウスに和室を加えることが多くなっています。最近の実績では、玄関横に和室を設けたてみたり。玄関横の引き戸を開けるとすぐに和室に上がれるという設計。理由は急な来客でもリビングを通すことなく、和室で対応できるためです。
最近では「LDK発想」は古いと言われ、間仕切りをなくした広い空間がもてはやされていますが、家族とはいえ個人の空間はやはり大切です。精神的に独立していくお子さまも中学生くらいになれば自分の部屋を持ちたくなります。
お子さまの独立後は確かに部屋数が余っていきますが、将来、お子さまがご家族を連れて帰省する際の寝泊まりの場としても活用することもできます。

 

(株)アプローズ不動産販売

神戸、阪神間、北摂、都市郊外のステータスある住宅街を中心に街並みの雰囲気にあった上質なデザイナーズ戸建てを企画するデベロッパー。これまで200戸以上の分譲実績を数えます。
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