スタイリッシュな建築デザイン、
数字より広く感じる“間”のマジック。

デザインのこだわりは、「なんとなくカッコイイネ!」をつくること。和の建築を基本に、そこに今風のモダンなアイテムやデザインを融合させていきます。木や土など昔ながらの素材を使いながら、現代的な感覚で仕上げていくんです。
和の建築をベースにするには理由があります。そこには、四季折々を楽しんだり暑さ寒さを豊かさに変える知恵と工夫があるからです。外部環境を遮断してエアコンで快適に暮らすのもいいですが、暑い日に心地よい風を導いたり、冬の寒さを陽だまりの温もりで和らげたり。そういう居心地のよさを大切にしたいのです。
プランでのこだわりは、“間”です。リビングとダイニングの境目の空間を上手に見せる、より広がりを持たせる見せ方をいつも工夫しています。すると、双方に視界が抜けて数字以上の広がりが感じられるようになります。“間”を中心に会話も生まれ、心豊かな空間になるんです。

お客様が気づいていない「思い」をアイテム化する。

家づくりで大切にしていることは、お客様ご自身も気づいていない、でも提案されると「あ、それそれ!」というアイテムをつくること。
最近は和室のない家も多いようですが、0~3歳くらいの小さなお子様がいるご家族のために敢えて畳スペースを提案したことがあります。ポイントは畳スペースをキッチンの横につくること。お子様を畳の上に寝かせておけばキッチンから目が届いて安心ですし、洗濯物を取り込んだりアイロンがけをするにも便利です。畳の上で寛ぎながら鍋を囲めるのも、ご家族に好評でした。

いろいろな要素が、一つの空間に実現!

住まいへのご要望がはっきりしているお客様もおられます。でも、その要望をすべてそのまま住まいに取り入れると、不格好で暮らしにくい家になるケースが少なくありません。お客様の要望を大切にしながらカッコイイ住まいに仕上げるのは、建築家のウデの見せ所です。
「土間」「オブジェのような階段」「縁側」「大きな玄関」がご要望のお客様がおられました。さらに、学生時代に恩師からいただいた思い出の「ムクの天板」を使いたいというのです。限られた敷地の中に要望を一つひとつ各所に配置するのは難題でした。しかし、どこか一つに集中させれば実現できるのではないかと思ったのです。試行錯誤した結果、大きな玄関の中に土間や縁側やオブジェのような階段を設けるという、玄関ですべての要望が展開されるプランをつくりました。玄関扉を開けた時に見えるおどろきの空間は、お客様に大好評でした。

山本 純一郎 プロフィール

1993年京都工芸繊維大学・造形工学科卒業後、設計事務所・デベロッパーを経て2005年、Lives Design有限会社設立、代表取締役。 分譲マンション企画・プロデュース、店舗、注文住宅、各種建築設計・デザインを担当。マンション・戸建リノベーション事業を展開、設計・施工も手がける。

OTHER WORKS

  • 大阪・佃の家

    昭和初期の家が並ぶロケーションに今と昔をつなぐ素材(ジュラクとガルバリューム)で外観を構成。
    アイアンウッド、麻クロス、スチール階段で
    個性的なテクスチュアを持つ素材が不思議と調和するインテリアを目指した。

  • 御影山手の家

    シンプルさの中に華やかさとスケールを感じさせる外観デザインに。
    中心部外壁に配した自然石が白壁の鮮やかさを引きたて、モダンな佇まいながら御影の格調高い街並に溶け込みかつ映えることを計算した家。

  • 東心斎橋レジデンシャルタワー(集合住宅)

    外資系企業マンの出張時や外国人向けのロングディスタンスの為というコンセプトで建てられた
    レジデンシャルマンション。
    シンプルにゴージャスに、素材感が印象的な落ち着いた空間を目指した。

  • 武庫之荘本町の家(M邸)

    白と木格子のコントラスト、玄関タイルがつくる印象的なファサードデザイン。
    玄関扉を開けると視界に広がるおおらかな土間玄関と骨組みを露出させたオブジェのような階段が
    印象的なエントランス空間。