3階建て・縦長住宅を最大限に活かす!2階リビング間取りで叶える快適な暮らし。延床面積28坪(約93㎡)の狭小で間口の狭い縦長住宅は、都市部で人気の選択肢です。縦に
3階建て・縦長住宅を最大限に活かす!2階リビング間取りで叶える快適な暮らし
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延床面積28坪(約93㎡)の狭小で間口の狭い縦長住宅は、都市部で人気の選択肢です。縦に細長い家と聞くと、間取りの自由度が低いと思われがちですが、実は工夫次第で驚くほど快適で機能的な住空間が生まれます。
今回の記事では、特に人気の高い「2階リビング」に焦点を当て、3LDKと4LDKの2つの間取り事例を通して、その魅力とポイントを深掘りします。2階リビングは、採光を最大限に確保できるだけでなく、家族が集まるスペースと個室を明確に分けることで、それぞれの生活の質を高めることができるのが大きなメリットです。
また、今回は「ホール階段※」と「リビング階段※」という2つの異なる階段配置にも注目しました。それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、ご家族のライフスタイルにぴったりの間取りを見つけるヒントを見つけてください。
※ホール階段とは、リビングの外にある階段のこと。※リビング階段とはリビング内に設けた階段のこと。
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【事例1】
約28坪 4LDK・3階建て|プライバシーと快適性を両立する2階リビング
延床面積:28.88坪(95.48㎡) 土地面積:20.44坪(67.59㎡) 木造3階建て 南向き 4LDK(4〜5人家族向け)
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超縦長を生かす!プライバシーと効率を両立した2階リビング
この間取りは、間口と奥行きがほぼ1:4の超縦長住宅を最大限に活用し、LDK、階段、水回りの3つのゾーンを明確に分離しているのが特徴です。中央に階段空間を配置することで、水回りから発生する音(水音や洗濯機の音など)がLDKに届きにくく、静かで落ち着いたリビング空間を保つことができます。
各空間が独立しているため、冷暖房効率も高く、省エネにも繋がります。2階リビングにバルコニーと洗面室を配置することで、炊事と洗濯の動線をワンフロアで完結させ、家事効率が飛躍的に向上します。さらに、洗面室を階段近くに配置することで、3階のバルコニーへのアクセスもスムーズになり、洗濯物を持っての移動も最短距離で済みます。
【間取りのポイント】
●ホール階段の採用:リビングを通らずに各階へ移動できるため、家族それぞれのプライバシーを確保しやすくなります。来客時もリビングを見せずに1階や3階へ案内できるため、急な来客にも慌てずに対応できます。
●明確なゾーニング:1階と3階をプライベートフロア(個室)、2階をファミリーフロア(LDKと水回り)とすることで、家族それぞれの生活空間が明確に分かれ、ストレスなく快適に過ごせます。
●開放的なキッチン:窓に面した対面式オープンキッチンは、採光をたっぷり取り込み、開放的な気分で料理を楽しめます。キッチンからリビング全体を見渡せるため、お子様が遊んでいる様子を見守りながら家事ができます。
●効率的な家事動線:キッチンを中心に洗面室とバルコニーを配置することで、料理・洗濯・干すという一連の家事動線がスムーズになり、毎日の家事負担を軽減します。
●独立した機能空間:LDK、階段、水回りといった目的の異なる空間を独立させることで、それぞれの使い勝手を向上させ、快適な居住空間を実現します。
●優れた洗濯動線:洗面室と階段を近づけることで、洗濯物を抱えての移動がスムーズになり、3階バルコニーへの動線も最短に。毎日の洗濯がもっと楽になります。
●中央階段の利便性:中央に配置された階段は、各部屋へのアクセスを最短にし、家の中での移動をスムーズにします。
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【事例2】
約28坪 3LDK・3階建て|リビング階段で家族の繋がりを育む2階リビング
延床面積:28.39坪(93.88㎡) 土地面積:14.94坪(49.39㎡) 木造3階建て 北向き 3LDK(3〜4人家族向け)
動線のポイントは階段位置。家族の出入りを確認できるリビング階段と2階洗濯室と3階バルコニーを最短距離で繋げる洗濯動線。
この間取りは、駅徒歩5分の郊外都市に建つ、周囲を住宅に囲まれた立地条件で、プライバシー確保と採光に工夫を凝らした事例です。2階LDKの3面にフィックス窓(はめ殺し窓)を効果的に配置することで、隣家からの視線を遮りながらも、明るい光をLDKに取り込むことができます。
動線の大きなポイントはリビング階段の配置です。1階と3階へ繋がる階段がリビング内に設けられているため、家族が必ずリビングを経由して出入りすることになり、自然とコミュニケーションが生まれます。
また、洗面・トイレ・お風呂といった水回りゾーンを固めて廊下と一体化させることで、LDKと水回りを切り分け、水音や洗濯機の音がLDK内に入りにくくする工夫も凝らされています。居住面積が限られる狭小住宅では、リビングと廊下を一体化させることで、LDK空間をより広く感じられるメリットも生まれます。
【間取りのポイント】
●階段下の有効活用:デッドスペースになりがちな階段下を有効活用し、広々としたシューズクローゼットを設けることで、玄関周りをすっきりと保てます。
●2階構造を利用した駐車スペース:2階部分の構造を利用した半戸外の屋根付き駐車スペースは、車を雨風から守り、大切な愛車を安全に保管できます。
●来客対応の洋室:1階の4.8帖洋室を客間として利用すれば、LDKを見せずに来客対応ができるため、家族のプライベート空間を守りつつ、お客様をお迎えできます。
●移動面積の最小化: ホールや廊下の移動面積を最小限に抑えることで、その分を居室やLDKといった居住空間に充て、空間を最大限に有効活用しています。
●水音緩和のゾーニング:2階のLDKと水回りの間に廊下を設けてゾーニングすることで、水音や洗濯機などの生活音を緩和し、静かで快適なリビング空間を保ちます。
●リビング経由の動線:1階から3階への移動がリビング経由になる動線は、お子様の外出や帰宅を自然に確認でき、家族の繋がりを深める効果も期待できます。
●ワンフロア家事動線:2階で炊事をしながら洗濯もできる動線は、家事の効率を大幅にアップさせます。さらに、3階バルコニーへの最短導線となる階段配置も、毎日の洗濯をスムーズにします。
●3階の居室空間を広く:最小限の廊下で居室空間を広くとることで、3階のプライベート空間をより快適に活用できます。
●プライベートバルコニー:人目が届きにくい3階にバルコニーを配置することで、安心して洗濯物を干したり、プライベートな時間を過ごしたりできます。
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