大学ではデザイン美術を専攻。卒業後、ディスプレイや店舗企画、空間デザインなどに携わる。代表作は「神戸北野ホテル」など多数。その後マンションデペロッパーに勤務。住宅の建築を学ぶ。1998年に独立して現在に至る。住宅のデザインやコーディネートを行った数はのべ100棟を超える。

住宅のデザインにあたっては、必ず“見せ場”を作ってあげたいと思っています。お客様の友人が遊びにいらっしゃって、玄関を開けた時に「わあっ」って言っていただける家がいいと思っています。「素敵ね」って。
そう言っていただけることで、更に我が家に対する愛着がわくのではないでしょうか。そういうサプライズを演出したいですね。
実は、昔の家ってそういうものだったんですよね。土間があって、つい立てとして屏風があって、前には花が活けてあって、というおもてなしの場が必ずありました。現在ではそこまで贅沢にスペースをとれませんので、デザイン的にハレの場を作っていこうと思っています。
“五感に訴えかける見せ方”とでも言うのでしょうか。住宅のプランニングは図面をもとに打ち合わせをすることが基本なのですが、その上で、立ち上がった空間を3Dで考えながら、素材や照明やデザインなどでアクセントを設けて演出していきます。
とはいえ、奇抜なことを提案するということではなく、むしろお客様の実現したい家に合わせてご提案しています。クラシックな家がお好きな方にはよりクラシカルに、モダンな家がお好きな方にはよりモダンに。住宅のデザイナーというのはアーティストとは違って、そこで暮らすご家族がやっぱり主役。私はそれをカタチにすることが役割です。
大切なのは、お客様のご要望に合わせてプランニングできる引き出しを持っているかどうかです。幸い、お客様にも恵まれ、住宅だけで過去に100棟以上のプランニングを経験させていただきましたので、様々なご要望にお応えすることができると思っています。

これまで、どちらかというと「あんな風にしたい、こんな風にしたい」というご意見をしっかりお持ちの方を担当させていただいたことが多かったように思います。そういったお客様のほうが、距離感も縮まりやすく、仕事がやりやすいというのは正直なところありますね。
逆にあまりご意見をお持ちでないお客様には、できるだけ現場に足を運んでいただくようにしています。打ち合わせの回数を重ねることで信頼関係も構築されていきますし、現場をみていただいたくことで納得感も得ていただけます。
私の仕事の仕方は、一言で言うと“おせっかい”。お客様とのやりとりを重ねながら、時にはプランやデザインのお話だけでなく、家具やインテリアのご相談をいただくこともあったりします。本当は、領域外のお話になるのですが、頼っていただくとどうしてもお応えしたくなってしまうんです。そのうち、ちょっとしたことでもすごく気になったりして、ほとんど親戚みたいな気持ちですね。本当にこれでいいのかな、とか。
そういう源流というか、自分の中でこだわりを産み出すきっかけとなったのは、過去に手掛けたあるホテルの仕事かも知れません。
それは規模もさることながら、一緒に関わった方々の仕事ぶりがとても印象深かったのです。それぞれがプロ意識も高く、中途半端なことは絶対にしないという気概がありました。家具や置物ひとつとっても、わざわざイメージにぴったり合うものを探しに海外まで行くような仕事ぶりだったんです。
そこで得た体験から、こだわりの量とお客様の満足度は比例すると思うようになりました。ですので、お客様からのご要望にはできるだけこだわっていきたいと思っています。
お客様もどうか他人任せにせず、高額な買い物ですから、洋服を買うとき以上にこだわって、数多く現場に足をお運びくださいね。
- ◎ センシア伊丹野間
- ◎ センシア神戸住吉
- ◎ センシア宝塚武庫山
- ◎ センシア甲陽園西山町
- ◎ センシア苦楽園西平町
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